ヒモトレ考案者 小関 勲先生と
不思議な体験をして来ました。
1本の紐で腰が軽くなる!!
初めての体験です。
紐を1本身体にゆるく巻くだけで身体が軽くなるのです。
体験して初めて味わう感覚でした。
先週の金曜日に京都でヒモトレの勉強会に参加して来ました。
講師の先生はヒモトレ考案者の小関 勲先生。
山形県からお越しでした。
日頃は、トップアスリート、オリンピック選手などの身体のバランスケアを
お仕事としている方です。
約3時間半の講義の中で学んだことはたくさんあります。
その中のひとつをご紹介したいと思います。
ヒモトレは別に紐を使ったトレーニングではないのです。
ヒモトレの本質は、使われていない、休んでいる筋肉の発見なのです。
ある動作に対して本来使われるはずの筋肉が使われていないことによって、がんばって余分に働いている筋肉は疲労を起こしてやがて痛みを訴えてくるのです。
働くはずの筋肉が働かずにいると働いている筋肉がヒート(炎上、炎症)を起こすのです。
たとえるなら、3人でやる仕事を2人がサボって1人でやっていると疲れを早く起こして痛みが出てしまうことです。
3人で力を合わせて行動すると楽々スムーズに動けるのにどうしてもサボってしまう筋肉が出てくるのです。これを見つけて3人で動くように指導するのです。
この指導の際に紐を使って脳と身体に教えてあげるのです。
たとえば、腕を万歳するように挙げるより、左右の腕を紐で結んで挙げると楽に挙がるのです。
なぜか?
腕を挙げることは肩関節の周囲の筋肉が動けばいいと考えがちですが、実は手首の関節、肘の関節、肩の関節、肩甲骨周囲の関節も使ってそれに連動する筋肉全体で仕事をして腕を挙げるのです。紐を使ってサボっている筋肉を緊張させているのです。
ですから、紐を使って休んでいる筋肉に仕事をしてもらうのです。
腕を挙げるぐらいで違いの感覚がわからない人は、腕立て伏せを数回すると良くわかります。
紐をした時は、楽に身体を起こすことが出来ますが、紐がない時は腕だけで身体を起こそうとするのでしんどいのです。
ですから、腰が痛い、肩が凝る、肘が痛い、首が痛い、膝が痛いなど多くは使えていない筋肉があるということを疑ってみる価値はあります。
そして間違った身体の使い方をヒモトレで正しく覚え直していくのです。
お話が長くなるので巻き方のお話は次回以降にしますが、早速治療室にその技を持ち帰って患者さんに体験してもらいました。
50代の女性が預かった赤ちゃんの抱っこをすることで肩、肘に負担をかけすぎて痛めていました。
肩の負担が楽になる紐の巻き方をした時としていない時を比べてみました。
赤ちゃんの変わりに10kgの砂袋を持って頂いて身体の負担の感じを聞きました。
紐を巻いていない時は、持ったとたん重くて肘が痛いわと。
紐を巻いた時は、「何でこんなに軽いの?」と本人がびっくりしていました。
背中にある広背筋を使えるようになったのです。
手首、肘、肩の筋肉のパワーが足りないから10kgの砂袋が重いのではないのです。
筋肉を使いこなせていないだけなのです。
ちょっとしたヒントであなたの身体の使い方も変わります。
今までの治療方法の補強としてヒモトレを取り入れていきますので、どうぞご期待ください。
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