恐怖心をお話しする前に東洋医学で最も基本となるお話をさせて頂きたいと思います。
東洋医学では、いつでも心と身体について分けて考えることなく同じ立場で考えています。
心が病めば、身体も病む。身体が病めば、心も病む。心を強くすれば身体も強くなり、身体を強くすれば心も強くなる。
正に、陰と陽の考え方です。表と裏の関係です。特に東洋医学では陰を中心に考えます。
陰から全てが生まれると考えられています。
宇宙も真っ暗な闇から始まったように、全て真っ黒、影から(陰から)始まると考えられています。陰があるから陽が存在すると。どうしても物があるから影が出来るという考え方になりますが、影があるから物があると絶対の事実を考えるわけです。
身体を陽とすれば、心は陰です。身体が大事か、心が大事か。どちらも大事ですが、陰を中心に考えると、心が身体を作ると考えることが出来ます。たとえば、目標を立てる。これも未来においての立場や夢を想定して心を先に決めるとおのずと行動、身体作りが決まります。心を先に決定付けることなく行動をしているとどうしても毎日がぶれたりするものです。意味ない行動、無駄な行動が増えてしまいます。やはり心構え1つで大きく身体の状態が変わってしまうことはなんとなくわかっていただけると思います。
心構えで、身体は安定することは経験されていると思いますが、この心と身体をつないでいるものは何でしょうか?心と身体をがっちり表裏の関係にしているものは何なのでしょうか?
心と身体をつないでいるものが「気」なのです。気が糊の役目をしています。糊が心と身体をくっつけているのです。気がなければ、心と身体はバラバラになって離れます。この糊の状態を良くすると健康なのです。糊がはがれかけている状態が病気です。気をしっかり持つことが心と身体をつなげるのです。気が絶えれば一瞬にして倒れてしまいます。これが気絶という状態です。いくら血が流れていようと気が絶えれば倒れてしまうのです。
心も身体も大切ですが、気が一番大切なのです。このことを知っていると人生がまったく違って見えてきます。
ですから気を学んでいると当たり前ですが病気をしなくなります。気を高める方法を学んで、気を下げることを止めればいいだけなのです。さてさて、気について少しは興味がわきましたでしょうか。
この気を生産しているところが2つあるのです。
1つ目は生まれ持った気の生産場は腎臓です。腎臓は大切にしたほうが良いですよ。なんせ心よりも身体よりも気が大切なのですから。どうやって大切にするのか。たくさんありますが、とりあえず2つ覚えてください。
1つ目は、早く寝る。睡眠時間帯が大事です。11時には寝て欲しいです。遅く寝るのとぜんぜん違います。パワーが沸いてくるような目覚めが欲しい方はぜひ11時台に寝てください。
もちろん習慣付けなくてはダメですよ。やってみてください。
2つ目は、恐怖心を取ること。はぁ?と思いますよね。腎臓は恐怖が一番敵なのです。
人間にとって恐怖はものすごく免疫力を下げるのです。気の生産工場の働きを鈍らせるのが恐怖です。何に恐怖を感じるかは、それ各々違いはありますが、感じている恐怖を取り除かないといい気が生まれません。
恐怖心が老化を早めるので特に美容に興味がある方は真剣に聞いてください。
しわ、しみは恐怖と共にあります。それが恐怖だという方も。
恐怖をどう克服するか。とても大きな課題ですが、今回の題名に答えたいと思います。
これはすごいアイデアというか、簡単に恐怖を少しでも軽減できる方法だと思いますので、ぜひ恐怖心がある方は実践してみてください。
ではやって欲しいことは、腰に紐をゆるく巻くことです。
えっ?と思う感じでしょ。
実践してみてから感想を教えて頂きたいです。
この方法を教えて頂いたのも、前回のブログでご紹介した小関 勲先生です。
理論は、身体構えを整えれば、心が整い恐怖心に勝てるというものです。
わかりやすいでしょ。実際にテストをしてみると恐怖心が消えていました。
どんなテストをするかというと、顔の前に凶器を持って手を振りかざします。
紐がないとき、驚いて後ずさりします。
紐があるとき、微動だにしませんでした。
テストを受けた本人も不思議がっていました。
先生は心構えよりも身体構えが大切ですとおっしゃっていました。
なぜ、腰に紐を巻いただけで身体が整うのか?は未知の部分がありますが、事実があるので、先に利用するほうが得策です。
腰にゆるめに紐を巻くと夜間尿にとても効果があるのです。
夜間にトイレに行く回数が減るのです。びっくりです。
このことからも腎臓に影響があることがわかります。
ほんと不思議です。
確かに身体の構造に歪みがあると気の通るライン(経絡)が歪むので気の通りが悪くなるのです。気の通るラインが心と身体をつなぐ、いわゆる糊代にあたるので、糊の乗りが悪くなってしまいます。
いつ、はがれてもおかしくない状態になるので恐怖心が生まれやすくなるのです。
これは身体からの信号で恐怖心が出てしまうのです。
びくびくしている人の多くは身体が硬いです。ずっと筋肉を緊張させているせいです。特に腰が硬い。腰が硬いと身体のゆがみを作ります。腰が硬いと腎臓の働きが悪くなるのです。
腎臓は腰に2つあります。ストレスも腎臓をいじめます。腎臓をなんとかしないと気を全身に巡らす事が出来ません。ですから、整った身体も大事なのです。身体が整えば心も整う。
この2つの状態があるからこそ気の存在も発揮できます。
最後にこんなことわざがあります。
A sound mind in a sound body. 健全な精神は健全なる身体に宿る
最初にお話した心と身体の関係は表裏一体です。
どちらも大事、さらにそれをつなぐ「気」はもっと大事。
恐怖心は気の働きを止める、鈍らせる。
その状態が続くと病気になる。
さて紐でその恐怖を軽減させませんか?
ぜひ、ご感想を聞かせてくださいね。
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次週は、もう1つの気の生産工場についてお話させて頂きます。