噛む事のほかに胃を守る方法が5つあります。
その中の4つは噛む事と同じような動きになります。
それは、顔を動かすということです。
胃の経絡は、目の下から始まり、顔を満遍なく被っております。
噛む事で顔の筋肉を大きく動かすことで体表を走る経絡も大きく動きます。
このことが経絡自体の運動、ストレッチとなり、気の循環の助けになるということです。
噛む事が大切なので顔に胃の経絡があると考えても良いぐらいです。
噛む事と同じ動きを生む行動は、笑う、歌う、話す、喋るということです。
笑うと筋肉は緩んで大きく気の流れに貢献するものと思います。
実際、笑っていると胃の状態もよく食欲も増してくる経験は誰にでもあると思います。
笑いの効果は沢山あるのでまた別のときにお話したいと思います。
歌うことも、顔の筋肉を大きく使います。
歌う事の効果も胃だけに働くものではなく気分転換にも大変役立っていると思います。
気分転換に一人カラオケがブームになっていることにとても驚いているほどです。
歌うってとても楽しいことなんだと思いました。
話す、喋るも口を大きく開けて顔の筋肉を大きく使っています。
なぜ、話すと喋るを分けたかというと、同じようなものですが、話すは伝える意味が多く、整然と話すようにちょっと気構えがあります。喋るよりも緊張を持っていると思います。
喋るとは、本当に思いつきで喋ることに意味があって、話に落ちがなくても、相手を楽しませなくても大丈夫だと思います。多くの方にお聞きすると、お喋りの時間が長いほどストレスは発散出来ているみたいなので、喋ることは本当に身体にいいことしていると思ってください。
さて、後1つの行動は、歩くということです。
胃の経絡は、顔をくまなく走り、頚を通り、胸を通り、腹部を通り、脚を通り、最後は足の人差し指の爪の横で終わります。
この流れは、脚を前に出して歩くという行動で経絡に動きが出ます。
ですから、歩くことで胃は喜びます。歩いた後の食事は格別に美味しいと思っています。
運動していますか?という質問よりも、毎日どれだけ歩く時間はありますか?と質問をしています。歩く時間が多いほど胃が元気に働くように出来ています。
便利な社会になっていますが、便利なほど身体は怠けるのでココが落とし穴になっていると思います。不便を進んで受け入れることもないけど、現状に甘えて全く歩かないのは本当に病気を作るので考えものです。
私は朝25分最寄り駅の2駅手前で降りて歩いています。3年続けています。時間があれば、2時間でも歩きます。平均で1㎞15分で成人なら歩けるので、時間を作って歩いてみてください。
歩く距離を沢山持つことも大事ですが、継続して出来る時間を持つことの方が大事だと思います。10分毎日歩く習慣が出来ると、1ヶ月で300分(5時間)1年で3600分(60時間)歩くことになるので、継続は力になります。
胃を守ると良いことが沢山ありますので、また次回にお話します。