· 

人生を完璧に生き抜く方法 その3

胃のお話の続きです。

胃を理解すればもっと人生が楽しくなります。

東洋医学では各臓器に感情を持たせました。

感情は脳で考えるものというのは西洋医学では正解です。

しかし、東洋医学では胃は思う、考える、憂うということを司っています。

ですから、皆さんは頭で考えると思っていますが、実は胃で考えているのです。

ほんまでっか?と思いますよね。それが普通です。

昔から、腹は決まったか?と決断を迫るセリフがありますが、この腹とは胃の事です。

腹を決めるとは決断したということです。すなわち腹で考えたということです。

腹割って話そうの腹も胃の事です。

腹を割るとは、胃を刀で切り裂いて割って、考えていること全部見せ合いましょうというものです。考えはすべて腹にあるということです。

腹黒いもそう、考えていることが裏表があって表には出さないタイプの人を腹黒い人といいます。

決断する。断を決める。断とはやめるということです。

継続する。継を続ける。継とはつなぐということです。

ここで漢字に注目して欲しいのですが、断も継もお米の字が入っていますよね。

これは胃に関係しているからです。胃はお米で氣を生むと前回お話しました。

気をつないでいくかやめるかを胃で考えて判断しているのです。

胃で考えているというお話をしましたが、少しは納得して頂きましたでしょうか?

 

次に胃で作られた気は男女で少し蓄えられる場所に違いがあるというものです。

ここからは私が色々と学んだことによる仮説です。

女性は胃で作られた気はおっぱいで蓄えています。

これを情といいます。感情の情、情報の情です。

女性は感性がとても豊かです。敏感に良し悪しの判断を瞬時に持ったりします。

母性の感情もそうです。愛情深いのも女性特有です。

天災が起こりそうだとかと微細な情報を感じるのも女性特有です。

好き嫌いの感情をなぜ女偏で書くのか?女性の特有の感情だからだと思います。

第六感が鋭いのも女性特有なのです。

胃の経絡はおっぱい、乳頭の真上を通ります。

ここに女性の考える感性のタンクがあるのです。

母乳ってまさしく、お米を水で磨り潰した色と粘りを持っています。

 

男性は胃で作られた気は睾丸に蓄えられます。

これを精といいます。精力の精、精神の精です。

精とはこつこつ物事をこなすことです。

働くということです。食べていくことに精をだして家族を守ることです。

男性はここが重要点です。精を出して家族を増やして、精を出して家族を守ることが男の仕事です。精はそのためにあるのが男性特有なのです。

社会的信用は家族を持つことであると一般的に言われていますが、この精を判断しているのです。独り身では守る家族がないので仕事に精が出ないと見られてしまうのです。

精の力はやはり胃から来るのです。食べると精がつきます。特にお米を食べると精がつきます。精が整うと抜群に女性に持て出します。女性を必要とする男性として魅力が出てきます。守って欲しい女性は沢山います。女性は精力のある男性を好みます。

なんとしてでも精力をつけて家族を幸せにしてください。

精液はまさしく、お米を水で磨り潰した色と粘りを持っています。

 

お米を水で磨り潰したものを米糊といいます。

現在でも木材を引っ付ける接着剤として米糊を使っています。

米糊、母乳、精液は、まったく同種のものだと私は考えています。

 

胃のお話から色々と派生しましたが、知っているのと知らないのでは大きな差が出ると思います。

命を守ることはまず、胃を知ることだと思っています。

これが胃の知です。

 

呼吸も大切です。

息は胃気なのです。

 

気が合う仲間を息が合うというでしょ。

呼吸のリズムだけではないのです。

皮膚も呼吸しています。

皮膚の膚を字を見てください。

七つの胃と書いています。

皮膚は少なからずとも胃と関係があるということです。

肌が合うというのも気が合うということです。

 

まだまだ、ちんぷんかんぷんな胃のお話はありますが、この辺で終わりたいと思います。

 

写真は胃のツボで足三里といいます。

俳人松尾芭蕉が紀行奥の細道の中で登場させたツボで有名です。

脚の疲れを取り、胃の働きを良くするツボです。